ノースライト(nhkドラマ)原作感想や口コミは?ネタバレも!

2020年12月12日(土)21時よりNHK総合・NHK BS4Kにてドラマ「ノースライト」が2週間に渡って放送されます!

 

ドラマ「ノースライト」は横山秀夫さんの小説が原作となっており、一級建築士を主人公に、「家族」をテーマとして誕生させた傑作ミステリーとなっています。
ドラマも前評判が高く、そうなると気になるのが、

 

・ノースライトの原作小説の感想や口コミは?
・ノースライトの原作小説のネタバレは?

 

気になりましたのでまとめてみました!

 

ノースライト原作小説の感想や口コミは?

・長編なのでどうかと思い読みましたが、他の横山秀夫さんの作品のように、重厚でドライでジリジリした中に、小さな希望の光が見えるところがとても良かったです!

 

横山さんの作品は
「組織と個人」をテーマに社会に
鋭く切り込んできたものとなっていますので
重厚でドライな作品となってい流のかと。
希望があるのがまたいいですね。

 

・今までに読んだ作品とは違ったがとても良かったです!
依頼にこたえて完成させた新居には住んだ形跡ががなく表紙に描かれているタウトの椅子が残されていた。一体どこに消えてしまったのかについてですが、
ミステリー感は少なかったですが、が色んな人間模様が描かれとても読み応えのある作品でした!

 

ミステリーが読みたい人には物足りないかもしれませんが、
今まで読んだ作品と違った感じを醸し出されているので、
読み応えは十分なのでかと思います。

 

・短いセンテンスで緊迫感を煽り、高揚感を高め、感情を奔出させる心理描写のがとても良かったです。
タウトの椅子を残し失踪した人物を追うという点に於いては、確かにミステリでありました。
けども、その枠には到底収まらない、重層的な構成で組成するノースライトが照射する人間の関係性と家族の形がありました。
主人公の一人称で描かれるのは、父との関係のもどかしさと、バブル崩壊後の夫婦の亀裂と離婚と自棄、愛娘への不器用な愛情がありました。
無名画家の記念美術館建設をめぐるコンペを絡めつつ、組織内・外での疑心暗鬼や確執と建築家としての峻烈な熱情と矜持、そして人間としての蘇生が描かれており、最後まで読むと希望があり良かったです。

 

ここまで読んだ後の感想を語れるのは、
相当読み込んだ人しか考察にしかできない書き方です。
家族について考え、組織について考えさせたれる小説なのが分かります。

ノースライトの原作小説のネタバレ

「あなた自身が住みたい家を建てて下さい」

 

それがY邸の依頼人・吉野陶太が、建築士・青瀬稔に託した唯一の注文だった。
バブル崩壊後、妻・ゆかりとも別れ、流れ作業で仕事をしてきた青瀬にとって又とない機会だった。

 

青瀬は所長・岡嶋昭彦の応援を受け、全ての思いを託してY邸を完成させる。
だがその一年後、吉野一家がY邸に引っ越していない事が発覚する。

 

以降ネタバレ

そんなあるとき、青瀬は別のクライアントからY邸がどうやら無人らしいということを耳にする。
そんなはずはないとY邸に電話をかけてみると、やはり留守電になってしまう。
胸騒ぎを覚えつつ、青瀬は所長の岡嶋とともにY邸に向かう。

 

Y邸は無人だった。

 

それだけではなく、泥棒に侵入された形跡もある。
そんななか唯一残されていたのは、ノースライトに包まれる、かの有名なドイツの建築士”ブルーノ・タウト”が設計した椅子に非常に似ている、”タウトの椅子”のみであった。
3,000万円もかけてY邸を立てた吉野一家がやすやすと家を捨てるはずがない。

 

事件に巻き込まれたのか?
住めない事情があったのか?
感謝しているように見えたが実際は青瀬の家が気に入らなかったのか…?

 

青瀬は吉野一家について、そして”タウトの椅子”調べ始める。

 

一方、上司である岡嶋は市が計画している「藤宮春子メモワール」建設のコンペに出るために、かなり無茶をしてコンペの指名を取ろうとしていた。
青瀬は、岡嶋が建築士として藤宮春子メモワールを「岡嶋昭彦の作品」として造ろうとしていること、またY邸という「青瀬稔の作品」を作ることができた青瀬に対して引け目を感じていたことを知り、岡嶋のサポートに回ることを決意する。

 

”タウトの椅子”を調べるうちに謎に包まれた吉野一家が徐々に明らかになっていき、それは青瀬自身の過去も巻き込んだものとなってゆく。

 

過去に青瀬の父は死んでおり、青瀬の九官鳥を探して転落死してしまっていた。

 

吉野夫妻につてい大家さんから話を聞くと、夫妻は離婚して妻は子供と出ていき、夫もしばらくして引っ越していったこと、手に包帯をした謎の男が夫妻を探していたことがわかる。
近隣の店からは、吉野の夫は背の高い女性といたことがわかってくる。

 

もしや夫妻は新居の建設前から離婚話をすすめ、再出発のために新居を建設したのではないかと推測。

 

さらに”タウトの椅子”は、ドイツに家族を残し、一人の女性と日本へ亡命してきた建築家で、日本の伝統工芸に感銘を受け、多くの家具や建築物を残した歴史に名を刻む建築家であることを突き止める。
タウトが仙台にいた頃に、椅子の設計図を吉野夫妻の父・吉野イサクに渡していた(?)(すいません。ちょっとこの辺は曖昧です。)ことが分かる。
青瀬は、吉野イサクの墓を訪れ吉野夫妻の手紙を残す。

 

そんなとき、市長反対派閥に目を付けられてしまい、岡嶋が行った”かなり無茶”な行為が新聞に載ることになってしまった。

 

コンペは辞退、岡嶋は入院。
青瀬は岡嶋を見舞い、岡嶋から、自分の愛息子は、実は妻と他の男性との子供であるが、血の繋がりではなく共に過ごした時間が家族として大切だと話す。

 

しかし夜、岡嶋は病室から転落し死亡。

 

自サツとされましたが、コンペの癒着はなく、建設を巡る政治の対決に巻き込まれただけであり、病室に残った岡嶋の描いた建設草案図を見た青瀬は、岡嶋の生きようとする決意を感じ、岡嶋の妻子に岡嶋の生き様を伝えます。

岡嶋の残したコンペ案を競合他社に譲り、岡嶋の名が残るようにした。

 

そんな時、吉野夫妻から手紙が青瀬のもとに届く。

 

音信不通にしていたことを詫びから始まっており、実は吉野夫妻は本当は兄妹であり、幼い頃に兄妹の父イサクが九官鳥を捕まえたこと、しかし九官鳥は青瀬の鳥で、青瀬の父が探しに来て連れ帰ったこと、兄弟がその九官鳥を欲しがったため、吉野父が青瀬父に直談判をした際に揉み合いになり、青瀬父が転落死したことが書かれていた。

吉野父は長年そのことを言い出せずに悔やみ、死の間際に兄妹に青瀬家にお詫びをするよう言い残す。

兄妹は悩んだ末に青瀬の妻・ゆかりに連絡を取り、青瀬へのお詫びとしてY邸建築を依頼したのでした。

 

吉野兄といた背の高い女性は青瀬の妻・ゆかり。
建築の際には吉野兄は既に離婚を進めていて、吉野を追う謎の男は吉野兄の妻の兄(義理兄)でした。

 

吉野夫妻と一緒にいた子どもたちは吉野妹の子ども。

 

吉野兄妹は青瀬を騙したことを詫び、Y邸を青瀬に譲ります。

 

青瀬は父への感謝やノースライトの溢れるY邸を胸に、家族の再出発を決意する。

 

家族愛や組織でのあり方、
さらに冒頭の
「あなた自身が住みたい家を建てて下さい」が
うまく伏線として機能しており、
だからこそ吉野兄弟は
青瀬にこのことを言ったんだと思わず感嘆しました。

 

しかし、これはまとめてた文になっておりますので、
小説を読んだらかなりの読み応えを感じます。

ドラマだろどう演じるのか気になってきますね!

 

ノースライトのドラマの出演者

青瀬稔役
西島秀俊さん

 

岡嶋昭彦役
北村一輝さん

 

村上ゆかり役
宮沢りえさん

 

吉野陶太役
伊藤淳史さん

 

まとめ

2020年12月12日(土)21時よりNHK総合・NHK BS4Kにてドラマ「ノースライト」が2週間に渡って放送されます!

 

ドラマ「ノースライト」は横山秀夫さんの小説が原作となっており、一級建築士を主人公に、「家族」をテーマとして誕生させた傑作ミステリーとなっています。

 

・ノースライトの原作小説の感想や口コミは?
→家族や組織について感じられる作品。
ミステリー要素は少ないですが、読み応えがある作品となっています。
・ノースライトのネタバレは?
「あなた自身が住みたい家を建てて下さい」
この言葉がほぼ、ネタバレとなっています。

 

後編は2020年12月19日(土)21時NHK総合・NHK BS4で放送されます!
配役も期待できる作品となっていますので、ドラマと小説両方読むとさらに楽しさが倍増されるのでは。

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