んから始まる言葉まとめ!んから始まる地名や動物・食べ物も紹介

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んから始まる言葉まとめ!んから始まる地名や動物・食べ物も紹介

この記事では「んから始まる言葉」について調べてみました。日本語ではほとんど聞いたことがない「んから始まる言葉」。その証拠に、日本語でしりとりをする場合「ん」で終わると負けが確定します。それくらい、日本語には「んから始まる言葉」が一切存在しないといわれているんです。では、世界的に見るとどうなのでしょうか。「んから始まる言葉」の種類とその由来、発祥などを調べてみましょう。

目次

んから始まる言葉まとめ

それでは「んから始まる言葉」をまとめてご紹介します。ある程度の特例を除いては、日本語以外の由来を持つ言葉が挙げられます。外国語をカタカナ表記にするため、正確な発音が「んから始まる言葉」ではないものもあるかもしれませんが、日本人が発音したときに「ん」になる言葉を集めています。不思議な由来や、なぜ日本語には存在しないのかも調べていますので、気になったらぜひ最後までお読みください。

概念系

んから始まる言葉としてまず挙げられるのは、その「ん」に関する概念を説明している言葉や呼称です。日常的に使う言葉や単語ではありませんが、厳密に言うとこれらも「んから始まる言葉」になりますね。

  • ん音(んおん):日本語の「ん」の音そのものを指す言語学用語
  • ん回し:しりとりで「ん」を回避するための言葉遊び的表現
  • ん止め:文や語を「ん」で終わらせること(言語遊戯的)

食べ物

続いて、食べものを見てみましょう。食べ物においては、ケニアなどコーヒー産地であるアフリカの国々から来ている名称が多いようです。発音してみると不思議な感覚ですが、外来語ということで比較的抵抗なく受け入れられそうな名前ですね。

  • ンジャヒ:ケニアの豆料理(ブラックビーンズ系)
  • ンゴロンゴロコーヒー:ンゴロンゴロ地域産のコーヒー
  • ンジャマ(Njama Njama):カメルーンの郷土料理(葉野菜炒め)

動物

動物は伝承・方言・未確認生物系が多いため、外国で見つかったものや日本語由来でないものに関しては、んから始まる言葉になることがあります。たとえば、以下のような例があります。

  • ンベンベ:アフリカ・コンゴ地方の未確認生物(UMA)
  • ンカンガ:アフリカの一部地域で使われる動物名(方言・固有名)
  • ンマ:古語・民俗学的に使われることのある生き物の呼称

キャラクターや創作系

最後に、キャラクターや創作の中で存在している「んから始まる言葉」を見てみましょう。創作であれば、んから始まる言葉も自由に作ることができるものの、日本語になじみのない語順となるので、積極的にんから始まる名づけをする作品自体が少ないですよね。その中でも、以下のものがありました。

  • ンジャメナ先輩:ネット・創作系で使われるネタ的固有名
  • ンゴ:ゲーム・漫画などで使われる短縮キャラ名

外来語ならたくさんある

実は「んから始まる言葉」を探してみると、外来語に多くあることが分かりました。たとえば海外の地名は「N」から始まるものをカタカナで表記すると「ン」になるケースが多くあるんです。たとえば、以下のようなものです。

  • ンジャメナ:チャド共和国の首都
  • ンゴロンゴロ:タンザニアの自然保護区(ンゴロンゴロ保全地域)
  • ンガウンデレ:カメルーンの都市
  • ンディジャメナ:ンジャメナの別表記

アフリカ系の言葉に多いことが発覚

このように「んから始まる言葉」を探していると、外来語の中でもアフリカ系の言葉に多いことが分かってきました。興味深い法則が見つかりそうですので、より掘り下げて調べてみましょう。実は、アフリカに存在している多くの言語(特にバントゥー語系)には「鼻音+子音」で始まる語があります。アルファベットで表記してみると、ng, nd, mb, nj など「N+子音」で構成された単語が多く存在しているのだそうです。それを日本語のルールに準じてカタカナにすると、自然と「んから始まる言葉」になるのですね。

なぜ日本語には「んから始まる言葉」がないの?

ここまで「んから始まる言葉」を見てきて、不思議に思うのではないでしょうか。なぜ、カタカナ表記にすればこんなにも「んから始まる言葉」があるのに、日本語には1つもないのでしょうか。実はそれには、日本語の音の成り立ちに関する本質的な理由がありました。「ん」は日本語で、独立した音節の頭になれない音として扱われています。分かりやすく解説すると、以下のような仕組みです。

日本語は必ず「子音+母音」の組み合わせになるから

日本語に存在するすべての音は、あいうえお(母音)を除いて「子音+母音」という構成で成り立っています。英語のように「k」「s」など、子音のみの音がありませんよね。その中で、例外とされているのが「ん」と「っ」なのだそうです。これらの「子音のみ」で構成された音は、語頭では使われないことになっています。そのため「ん」だけでなく「っ」から始まる言葉も、日本語にはありませんよね。

もともと「ん」は日本語に存在していなかった

奈良時代の古代日本語では「ん」という音がなかったそうです。「ん」は「ま・な・ら」などの音が変化して生まれた音なのだそうですよ。あとから生まれたことで、なおさら語頭に使われるものではなく、語末・語中専用の音として定着したとされています。音を始めるにはふさわしくなく、むしろ語中で音を区切ったり、終わらせたりする機能を重視された音なのですね。「ん」は「日本語最後の音」と表現されることもありますよ。

参考:奈良県立図書情報館

日本語の単語を始められるのは「母音を含む音のみ」

日本語の中で、語頭に用いることができないのは「ん」と「っ」であることが分かりました。日本語の単語を生成する際、語頭に使われるのは母音を含む音のみです。そのため、あいうえおをはじめとする母音と、あいうえおを用いて発音する「子音+母音」(かきくけこ、さしすせそなど)が、語頭にやってくるのですね。ちなみに「を」も語頭には使われませんが、これはもともと助詞専用の文字として生まれ、発音は「お」よりも「うぉ」に近いのが正しいそうですよ。

参考:TBS NEWS DIG

まとめ

「んから始まる言葉」について、その種類や言語の仕組みを調べてみました。日本語には原則「んから始まる言葉」は存在していませんでした。しかし、日本語とは違う構造を持ったアフリカの言語には、多くあることが分かりましたね。「んから始まる言葉」というのは、日本語の音や日本人の発声方法にはマッチせず、1つも存在しないといわれています。日本語の仕組みも知れて、興味深いトピックでしたね!

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