NHK総合より3月13日(金)22時00分よりスペシャルドラマ「黄色い煉瓦~フランク・ロイド・ライトを騙(だま)した男~」が全国放送!
気になりました。
「黄色い煉瓦~フランク・ロイド・ライトを騙(だま)した男~」とは?
建築陶器の町・常滑(とこなめ)を舞台に、帝国ホテルを飾った黄色い煉瓦の製造に関わった職人たちの実話をドキュメンタリックにドラマ化。
愛知発地域ドラマ。
BSプレミアムにて2019年11月27日(水)午後10時から10時59分放送された。
2020年2月14日(金)よる7時30分~8時42分放送される72分拡大版が総合テレビ(東海3県)で放送された。
今回の全国放送も72分拡大バージョンである。
BSプレミアムで放送されたのは59分間。
1923年、世界的建築家であったフランク・ロイド・ライトは旧帝国ホテルの設計に際し、外壁を赤い煉瓦ではなく黄色い煉瓦で飾ることを決めた。この黄色い煉瓦を焼成できるのは愛知県常滑市の煉瓦職人である久田吉之助だけであり、ホテル側も吉之助に協力を要請するのだが、吉之助は病気により右腕を失った状態であった。この時から約100年後、出版社からの依頼を受けた女性執筆家が伝説の職人である吉之助の真実を追うというドキュメンタリー仕立てのドラマとなる。
撮影は2019年8月に愛知県常滑市、愛知県犬山市などで行われた。
あらすじ
フリーライターの佳野久美は名古屋の出版社・中京書房から久田吉之助について書いてほしいと依頼される。
吉之助は父親に腕を切り落とされ、旧帝国ホテルの設計者フランク・ロイド・ライトを騙し、大金をせしめた煉瓦職人と聞く。
さっそく取材を始めた佳野は吉之助の子孫を訪ね、吉之助の姪が残した手記を入手した。
1895年(明治28年)、久田吉之助は実家の船問屋を飛び出し、焼き物職人となる。
自分にしか作れないものを作りたいと思う吉之助は西洋には黄色い煉瓦があると聞き、その製法を探し求める。
11年後の1906年(明治39年)、ついに吉之助は黄色い煉瓦の製造に成功。
黄色い煉瓦は評判を呼び、久田工場は職人を揃え繁盛する。
だが吉之助は糖尿病で右腕を切断。仕事を無くし工場も倒産。
3年後の1917年(大正6年)、帝国ホテルから煉瓦制作を依頼され、吉之助はフランク・ロイド・ライトの訪問を受ける。吉之助は再び工場を開き、煉瓦を焼き始めるが、職人が集まらず思うように作業は進まない。
帝国ホテルから牧口銀司郎が派遣される。
牧口は有田焼の名手・寺内信一を煉瓦作りに参加させる。
だが吉之助は病気が悪化し入院。
退院すると牧口は新しい工場を作り寺内と煉瓦を焼くという。
逆上した吉之助は牧口を殴りつけ、契約を破棄。
吉之助の長男・國定も父と決別し、海運の仕事がしたいと家を出てしまう。
牧口は久田工場から道具を持ち出し、職人も引き抜く。だが吉之助は黄色い煉瓦は自分にしかできないと叫ぶ。
佳野はこれまで詐欺師と呼ばれた久田吉之助の伝説を覆す記事を書きあげるが、編集長からこちらの要求と違うと突き返される。
佳野はデスクの高木明仁から牧口銀司郎が残した手記を渡される。
久田吉之助の悪評はこの手記によるものと判明する。
牧口が建てた帝国ホテル煉瓦製作所では、寺内たちが煉瓦を焼いていたが、どうやっても鉄錆色の煉瓦しか焼けない。吉之助は残った手足の壊死が進んでいたが、妻のきんから黄色い煉瓦が焼けないでいると聞き、夜の工場へ忍び込む。
吉之助は力を振り絞り、窯の入り口に穴をあけ、職人の伊奈長太郎に石炭をくべさせる。
翌日、窯では黄色い煉瓦が焼きあがっていた。
吉之助は焼く途中窯に空気を入れることで煉瓦を黄色くしていたのだった。
寺内は工場を辞め、後を長太郎にまかせる。その後工場では250万個もの煉瓦が製造された。
佳野は再び吉之助の真実を書いた原稿を編集部に渡す。
久田吉之助は窯を壊した翌年41歳で死去。
それから100年後の現在、ようやくその功績が評価されようとしている。
キャストは?
久田吉之助役
寺内信一役
平田満さん
牧口銀司郎役
伊奈長太郎役
小林豊さん
久田吉蔵役
団時朗さん
久田けい役
石橋けいさん
職人・哲さん役
渡辺哲さん
フランク・ロイド・ライト役
ダニエル・カールさん
現代の女性ライター・佳野久美役
高木明仁役
杉浦太陽さん
編集長
東根作寿英さん
永田有役
大黒柚姫さん
まとめ
スペシャルドラマ
「黄色い煉瓦~フランク・ロイド・ライトを騙(だま)した男~」
NHK総合
3月13日(金)22時00分から23時14分放送
久田吉之助は詐欺師だったのか?
職人だったのか?