NHK総合1にて3月28日(土)15時5分より黒澤明生誕110年「羅生門 デジタル完全版」<スタンダードサイズ>が放送!
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「羅生門」とは?
1950年(昭和25年)8月26日に公開された日本映画。
監督は黒澤明さん。
原作は芥川龍之介さんの短編小説 『藪の中』と『羅生門』、橋本忍さんと黒澤さんが脚色。
舞台は平安時代の乱世で、ある変死事件の目撃者や関係者がそれぞれ食い違った証言をする姿をそれぞれの視点から描き、人間のエゴイズムを鋭く追及。
自然光を生かすためにレフ板を使わず鏡を使ったり、当時はタブーとされてきた太陽に直接カメラを向けるという撮影を行ったり、その画期的な撮影手法でモノクロ映像の美しさを極限まで映し出している。
日本映画として初めてヴェネツィア国際映画祭金獅子賞とアカデミー賞名誉賞を受賞。
黒澤明さんや日本映画が世界で認知・評価されるきっかけとなった。
本作の影響を受けた作品にアラン・レネ監督の『去年マリエンバートで』などがある。
2008年から角川映画、映画芸術科学アカデミー、東京国立近代美術館フィルムセンターの3社によってデジタル復元が行われ、2010年に3社に対して全米映画批評家協会賞の映画遺産賞が贈られた
あらすじ
打ち続く戦乱と疫病の流行、天災で人心も退廃を極めた平安時代の京の都。
荒れ果てた羅城門で3人の男たちが雨宿りしていた。
そのうちの2人、杣売り(そまうり、焚き木の販売業者)と旅法師はある事件の参考人として出頭した検非違使からの帰途だった。
実に奇妙な話を見聞きしたと、もう1人の下人に語り始める。
3日前、薪を取りに山に分け入った杣売りは、武士・金沢武弘の死体を発見し、検非違使に届け出る。
そして今日、取り調べの場に出廷した杣売りは、当時の状況を思い出しながら、遺体のそばに市女笠、踏みにじられた侍烏帽子、切られた縄、そして赤地織の守袋が落ちており、そこにあるはずの金沢の太刀、女性用の短刀は見当たらなかったと証言する。
また、道中で金沢と会った旅法師も出廷し、金沢は妻の真砂と一緒に行動していたと証言する。
まず、金沢を殺した下手人として盗賊の多襄丸が連行されてくる。
多襄丸は、山で侍夫婦を見かけた際に真砂の顔を見て欲情、金沢を騙して捕縛した上で、真砂を手篭めにしたことを語る。
その後、凛とした真砂が両者の決闘を要求し、勝った方の妻になると申し出たことから、多襄丸は金沢と正々堂々と戦い、激闘の末に金沢を倒したという。
ところが、その間に真砂は逃げており、短刀の行方も知らないと証言する。
次に真砂の証言が始まる。
手篭めにされた後、多襄丸は金沢を殺さずに逃げたという。
真砂は金沢を助けようとするが、眼前で男に身体を許した妻を金沢は軽蔑の眼差しで見据え、その目についに耐えられなくなった真砂は自らを殺すように懇願した。
そのまま気絶してしまい目が覚めると、夫には短刀が刺さって死んでおり、自分は後を追って死のうとしたが死ねなかった、と証言した。
最後に巫女が呼ばれ、金沢の霊を呼び出して証言を得る。
金沢の霊曰く、真砂は多襄丸に辱められた後、彼に情を移し、一緒に行く代わりに自分の夫を殺すように求めた。
しかし、その浅ましい態度に流石の多襄丸も呆れ果て、女を生かすか殺すか夫のお前が決めて良いと金沢に申し出た。
それを聞いた真砂は逃亡し、多襄丸も姿を消し、一人残された自分は無念のあまり、妻の短刀で自害した。
そして自分が死んだ後に何者かが現れ、短刀を引き抜いたが、それは誰かわからないと答える。
それぞれ食い違う三人の言い分を話し終えた杣売りは、下人に「三人とも嘘をついている」と言いいだす。
名前を知らない人はいない名作。
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