プロ野球の世界では、戦力外通告を受けたその後が悲惨であるといわれています。
最近では、楽天イーグルスから田中将大選手が退団したことが話題になりました。田中将大選手は戦力外通告ではなかったものの、プロ野球選手として長く活躍することの難しさが浮き彫りになりましたね。
では、戦力外通告を受けたその後が悲惨であるという噂について調べてみましょう。
戦力外通告を受けたその後が悲惨って本当?
全盛期には数々の好成績を残し、名実ともに右肩上がりのプロ野球選手。しかし、戦力外通告を受けたその後はどんな未来が待っているのでしょうか?
プロ野球選手は、入団からずっと変わらないコンディションでプレーできる職業ではありません。年齢や体調、身体能力など、抗えない事情がありますから、いつかは戦力外通告を受ける覚悟をしているのでしょう。
本当に悲惨なのか、別の道やセカンドキャリア、就職先の選択肢はあるのか、実情を調査してみましょう。
【参考サイト:東洋経済オンライン】
翌年から収入がゼロになる
戦力外通告を受けたその後、年内は契約通りの給与が支払われます。しかし年が明けると給与は突然ゼロに。それまで年俸が高かった人ほど、ギャップに苦しむことになります。生活費の工面はもちろんのこと、その段階で住んでいる住居の家賃や、子どもがいる人は養育費までも、貯金を切り崩しながらやりくりせざるを得なくなるのです。
税金の壁
戦力外通告を受けたその後は、給与がゼロになります。しかし税金は、前の年の年収で計算されるため、年俸が高かった人ほど、収入がゼロになったときに支払う税金が多くなってしまうのです。
突然給与がなくなるにもかかわらず、税金は残るというダブルパンチで、戦力外通告を受けたその後が悲惨だといわれるようです。
元プロ野球選手としてのプライド
戦力外通告を受けたその後は、元プロ野球選手としてのプライドが邪魔をし、再就職できない人がいます。
きっと幼少期から野球を一生懸命練習し、汗と涙の結晶として「プロ野球選手」になれた人たち。戦力外通告を受けたからといって、その現実をすんなり飲み込める人ばかりではありません。これまでは野球の実力で収入を得ていたのですから、まったく違う業種に転職してスムーズに生活基盤を整えるのは至難の業でしょう。
戦力外通告を受けたその後はどんな就職先がある?
戦力外通告を受けたその後が悲惨だと言われていますが、実は就職先は豊富にあります。もちろん、自身でハローワークに出向き職探しをする人もいますが、元プロ野球選手という肩書を活かし、アマチュア野球や少年野球の指導者としてセカンドキャリアを始める人もいます。
家族を養う必要がある人ほど、サラリーマンなど安定した職業を探すことが多いようです。
まとめ
戦力外通告を受けたその後が悲惨であるという噂について調査しました。
戦力外通告を受けたその後は、給与面で突然不自由することになるため、悲惨なケースもあるでしょう。しかし、本人のモチベーション次第で就職先を探すことは可能なので、必ずしも人生が下降するということではありません。
実際に、戦力外通告を受けたその後に就職しセカンドキャリアを歩んでいる元選手もいます。
どんな職業にも年齢や体力の限界があります。それでも、セカンドキャリアを選びやすい社会になったら嬉しいですね。