この記事では、タイで行われる水かけ祭り「ソンクラン」について解説します。タイの伝統行事である「ソンクラン」は、タイ国民が楽しむだけでなく、現在は世界各国から旅行者が訪れるほどの人気イベントとなっています。
そして人気度や知名度が上がるにつれて、タイの水かけ祭りは形を変えて楽しまれるようになっています。タイの水かけ祭りの見どころや由来などを徹底解説していきましょう。
タイの水かけ祭り「ソンクラン」とは?
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タイで行われる水かけ祭り「ソンクラン」は、タイの至るところで楽しめるお祭りです。首都バンコクの賑やかな通りから、伝統的な寺院のあるエリアまで、さまざまな場所で行われています。タイの水かけ祭りが行われるシーズンにタイ旅行に行くことで、タイの水かけ祭りに参加したり、文化を感じたりできるでしょう。
では、タイの水かけ祭りの基本情報から見ていきましょう。
タイの水かけ祭りはいつ行われる?
タイの水かけ祭りは、毎年4月の旧正月に行われます。日にちは13~15日だそうで、タイの水かけ祭りと週末が重なった場合には、翌週に振替休日も用意されるそうですよ。ソンクランの前後約10日間は「テーサカーン・ソンクラン」と呼ばれるソンクラン期間があり、休日ではありませんが、この期間に祭典が行われることもあります。
タイの水かけ祭りの由来は?
タイの水かけ祭りの由来は、古代インドの伝統的な祭りにさかのぼります。タイの文化や仏教の影響を受けて、少しずつ形を変えてきました。NEWTによると、タイの水かけ祭り「ソンクラン」は古代インド語で「移動する」という意味。太陽が1年の周期を終え、新たな年がスタートするということに由来しています。そのため、タイの水かけ祭りは新年を祝う伝統的なお祭りなのです。
タイの水かけ祭りは何をする?
タイの水かけ祭りでは家族や友人と集まって、水鉄砲や器を使って水をかけ合うというのが一般的な楽しみ方です。場所はバンコクやチェンマイ、プーケットなど、観光地としても有名なエリア。
ほかにも、プラパラデーンやアユタヤなど歴史的な遺跡のあるエリアでも行われ、コーンケン県にあるカオニャオ通りでは、タイ国内で最大規模の水かけ祭りが行われるとか。普段経験することができない「仏像に水を注ぐ」という体験や、伝統衣装を着て水をかけ合うなど、タイでしかできない水かけ祭りのスタイルを経験してみてください。
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タイの水かけ祭りの見どころは?
タイの水かけ祭りの見どころや楽しむポイントは、タイの文化や独自のルールです。たとえば、タイの水かけ祭りには以下のような暗黙のルールがあります。
- 水をかけられても怒らない
- 逃げると水鉄砲で撃たれる
- お坊さんには水をかけない
- 食べ物を売っている屋台には水をかけない
- 冷たすぎる水はかけない
このように、タイの水かけ祭りには人としての倫理観を保つ暗黙のルールがあるのも、人道的な国・タイらしいですよね。
【参考サイト:エアトリ】
まとめ
タイの水かけ祭り「ソンクラン」についてご紹介しました。タイの水かけ祭りは、タイの歴史や文化を感じる伝統的な祭典。旧正月を祝うほか、仏像や家族の年長者の手に水をかけてお清めをし、相手に敬意を示すことも大きな意味を持ちます。近年では気候の変化もあり、若年層にとっては単に水をかけるだけのお祭りと化しているそうです。
宗教や伝統を気にしすぎず気軽に参加できるお祭りということで、世界中から観光客が訪れ一緒に楽しむ光景がみられています。タイ旅行に行く際には、水かけ祭りのシーズンを選んでみてはいかがでしょうか。