この記事では、韓国で祝われる「ブラックデー」という日について解説します。韓国には、ほかにも「オレンジデー」と呼ばれるイベントもあるそうですが、それぞれ何をして過ごすものなのでしょうか?気になる由来や風習、そして1年の中でいつなのかを調査してみました。ブラックデーやオレンジデーがあるシーズンに韓国に行けば、イベントを体感できるかもしれません。韓国をより楽しむために、この記事を参考にしてみてくださいね。
ブラックデーとは
ブラックデーは、韓国で「シングルのための日」とされています。韓国では、日本と同様にバレンタインデーとホワイトデーがありますが、これらはカップルのための日というイメージがありますね。そこで、韓国ではパートナーがいない、いわゆる「シングル」の人のために、ブラックデーという日を独自に作ったそうです。非公式の記念日ではありますが、韓国では浸透しており、シングルの人がブラックデーに特別な行動をすることが定番となっています。
【参考サイト:Yahooニュース】
ブラックデーの由来は?
韓国でブラックデーができた由来は、ホワイトデーの「白」に対比される「黒」という表現が採用されたことです。日にちはホワイトデーから1ヶ月後の4月14日ということで、気候も少しずつ春めいてくる良いシーズンですよね。バレンタインが2月14日、ホワイトデーが3月14日ですが、韓国ではブラックデーのみならず毎月15日に何らかの記念日が設定されていることが多いようです。1990年代前半に自然発生したものとされ、詳しい由来は分かっていないのだとか!
ブラックデーには何をする?
ブラックデーは、ブラックという名にちなんで黒い食べ物を食べるという風習があります。韓国では韓国料理がよく食べられますので、ジャージャー麵が多くみられるそうですよ。Forbesによると、黒い食べ物を食べるだけでなく、黒い服を着たりブラックコーヒーを飲んだりする風習もあるそうですよ。ちなみに、1人で過ごしても良いですが、シングルの人たちで集まって寂しさを分かち合うという過ごし方も定番だとか。あえてブラックデーに合コンが企画されることもあるそうです。寂しい印象のあるブラックデーですが、なんだか楽しそうですね!
オレンジデーって何の日?
オレンジデーとは、日本でも韓国でも存在しているイベント日です。しかし日本と韓国ではまったく別の過ごし方が定番となっています。日本のオレンジデーは、オレンジが「花嫁の喜び」という花言葉を持つことで設けられた日です。日にちは、韓国の「ブラックデー」と同じく4月14日で、恋人たちの絆を確かなものにするため、オレンジ色のプレゼントやオレンジにまつわるイベントが行われています。
韓国のオレンジデーは何をする?
韓国のオレンジデーは11月14日で、恋人同士でオレンジジュースを飲む日とされています。11月14日は、恋人同士で映画を見る「ムービーデー」という記念日と重なっているため、韓国ではカップルで映画を見ながらオレンジジュースを飲むのが定番だそうですよ。日本も韓国も、カップルにまつわる記念日であることは共通していますが、過ごし方や意味、由来などが違うのですね。
まとめ
韓国の非公式記念日である「ブラックデー」について調査しました。ブラックデーは韓国独自の記念日で、4月14日に設定された「シングルの人のための日」。日本では同日、オレンジデーというカップルのためのイベント日になっていて、両国でまったく異なる過ごし方をする日だということが分かりました。また、オレンジデーは韓国にも存在しますが日付が違い、定番の過ごし方にもバリエーションがありましたね。
それぞれの記念日の過ごし方がユニークで、どちらの国でも一度は体験してみたいですね!