世界一高い木(ハイペリオン)はどこにある?高さや歴史を徹底調査

世界一高い木(ハイペリオン)はどこにある?高さや歴史を徹底調査

世界一高い木「ハイペリオン」をご存知ですか?世界には、最も大きな木や最も太い木など、さまざまな木がギネスに認定されています。この記事でご紹介するのは、世界一高い木「ハイペリオン」です。ギリシャ神話の神に由来した名前を付けられて大事に育てられているハイペリオンの生息地や高さ、そして歴史について解説していきましょう。

目次

世界一高い木「ハイペリオン」はどこにある?

世界一高い木「ハイペリオン」は、アメリカ・カリフォルニア州北部のレッドウッド国立公園にあります。2006年に発見されて以降、ハイキングに訪れる人たちにとって「目的地」とされることがあったようです。世界一高い木が発見された当初は、空前のSNSと観光ブームが巻き起こっており、多くの人たちが世界一高い木を目指しアメリカを訪れたそうです。

世界一高い木に近づくと罰金!

現在は、世界一高い木に近づくと日本円で約67万円の罰金が科されることになっています。世界一高い木が発見され話題になったことで、多くの観光客や冒険家たちが木を目指してこのレッドウッド国立公園を訪れました。そして、以下の問題が起こるようになります。

  • 木周辺の土壌が踏みつけられ劣化し、シダが生えなくなった
  • 周辺にゴミが散乱している
  • 周辺で用を足す人が増えている

これらのオーバーツーリズム問題により、世界一高い木がある地域を保護することも検討されているそうです。

【参考サイト:ビジネスインサイダー

世界一高い木の種類は?

https://twitter.com/hallucinosushi/status/1125710301289111552

世界一高い木はセコイアの木で、スギ科の常緑高木です。建築用に用いられ、日本では化石としてまれに発見されることがあるそうです。長生きする木で、樹齢2200年を超えるものもあるそうですよ。

【参考サイト:長居植物園

世界一高い木として認定されたカリフォルニアのセコイアの木は樹齢600年で、高さは115.61 m、直径は4.84 mです。「ハイペリオン」という名前は古代ギリシャ神話に登場する太陽神「ヒュペリーオーン」から名付けられたそうです。

【参考サイト:白谷工房

世界一高い木はどうやって発見された?

世界一高い木は、2006年に専門家によって発見されました。意外にもまだ20年程度しか経過していないのですね。2人の専門家が木を発見した後、セコイアの木について研究していた植物学者スティーブン・シレットさんが確認し、世界一高い木として認められたそうですよ。ハイペリオンは人間の年齢にするとまだ20歳くらいなので、今後まだ伸び続ける可能性も秘めているのです!

世界一高い木を下から見るとどんな感じ?

世界一高い木ということで、多くの観光客や自然愛好家がハイペリオンの下から見上げてみたいと思うことでしょう。しかし、実際にハイペリオンの真下から見えるのは46メートル弱で、ハイペリオン自身の一番下の枝でその上は見ることができないそうです。116メートル近くあるハイペリオンですから、せっかくなら頂点を見てみたいですよね。しかし、実際に見てみるとそこまでの驚きはないともいわれています。

【参考サイト:朝日新聞GLOBE

まとめ

世界一高い木「ハイペリオン」について調査しました。世界一高い木を見ようと世界中から観光客が押し寄せ、現在では近寄ることができなくなってしまった世界一高い木。自然を愛する専門家によって発見され20年弱の間、堂々とそびえ立つ立派な姿で観光客を魅了してきました。

まだ伸び続ける可能性を秘めているそうですから、世界一高い木の記録はまだまだ破られそうにありませんね。

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