ナイロビの蜂(映画)実話があるの?あらすじやキャスト出演者や感想評判は?

映画

映画「ナイロビの蜂」は2001年にイギリスの作家、ジョン・ル・カレさんが発表した小説が元になっている。
日本語訳は『ナイロビの蜂 <上><下>』加賀山卓朗さん訳、集英社文庫にて2003年12月に発刊。

 

映画化は2005年公開。
ブラジル人監督フェルナンド・メイレレスさんが映画化した。

 

気になりましたのでまとめてみました!

 

 

映画「ナイロビの蜂」は実話がある?

ル・カレさんが執筆の年からさかのぼること20年前。

 

ル・カレさんがバーゼルのビヤホールにいたとき、黒いひげにベレー帽の男が両開きのドアから自転車ごと入ってきてテーブルのそばに自転車を置いて座った。
男は化学者で、対人毒物の研究に参加することを拒絶して今は無政府主義者だと話し始めた。

 

その人物はライン川上流の河岸にひしめく「マルチ」と呼ばれる多国籍製薬会社の悪行をル・カレさんの脳裏に焼き付けた。

 

ル・カレさんはいつの日かこの男と「マルチ」のことを書こうと思い、ひげやベレー帽や自転車は捨てても、男の怒りだけは将来のためにとっておこうと思ったいう。

 

彼は小説の舞台をアフリカにすることを考えた。
まず、国際石油企業に略奪され、汚染されたナイジェリアを舞台にすることを考えたが、どうも平凡に思えたそうだ。
そんなとき、赴任先のほとんどがアフリカだった元MI6のテッド・ユーニーさんが製薬業界はどうかと提案。
ル・カレさんはケニアを取材。
そして調査すればするほど、アフリカにおける製薬会社の無法ぶりに憤りを覚えたという。

 

本作品は「イヴェット・ピエルパオリに捧げる」との献辞がある。
慈善活動家のピエルパオリはル・カレの古い友人で、登場人物のテッサ・クエイルのモデルとされている。
「アフリカの貧しい人々、とくに女性への献身、慣習への軽蔑、断固己の道を行く異常なまでの信念は、かなり意識的にイヴェットに倣った」と彼は述べている。

 

2001年1月に刊行され、イギリスでベストセラー1位になり、13週連続でトップテン入り。
アメリカでは『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーリストの4位に。
フランスでもベストセラー1位に輝いた。
ドイツでは最初の週だけで5万部を売った

 

20年前にル・カレさんと元化学者の男性が出会いがきっかけになり、登場人物のテッサ・クエイルのモデルがいるということから、ほぼ実話から作られているのでは。

 

 

すごい時代ですね!

 

 

あらすじは?

妻が死んだ日、世界は敵になった…。
国境を越えた壮大なサスペンス傑作!

 

ナイロビに駐在する外交官ジャスティンの元に、突然妻テッサの死の報せがもたらされた。

 

警察は情事のもつれによる殺人として処理しようとするが、ジャスティンは愛した妻への疑念を抱きながらも、独自に妻の死の真相を追い始める。
そしてテッサの想いを継ぎ、巨大な組織を相手に、命がけの孤独な闘いを始める・・・。

 

 

 

キャストは?

ジャスティン・クエイル 役
レイフ・ファインズさん

 

テッサ・クエイル 役
レイチェル・ワイズさん

 

サンディ・ウッドロウ 役
ダニー・ヒューストンさん

 

バーナード・ペレグリン 役
ビル・ナイさん

 

アーノルド・ブルーム 役
ユベール・クンデさん

 

 

映画の感想は?

・金儲けの企業論理に犠牲になる弱者。
この構造は今の日本政府と同じにみえた。
選挙の票欲しさに金持ち優遇政策をする政府。
そのしわ寄せを国民が背負わされるという事実。

 

・アフリカのことはあまり興味なかったんだなと思った。
ナイロビの蜂という邦題がイマイチでスルーしていたが、今回観ることができてよかった。

 

・はっとするような美しい風景、魂に響くアフリカの唄、子どもたちの可愛らしさ、搾取収奪不正無頓着、自分にはテッサ夫婦のことはどうでもよい感じでしたが、白人たちの人間関係も含め面白い展開の映画だった。

 

・重厚な社会派サスペンス。ずしーんと胸がいたくなる。

 

・ドキュメンタリー調で、ざらつく感じが好き。

など

 

 

まとめ

イギリスの作家、ジョン・ル・カレさんが元化学者の男性が出会いがきっかけになり、登場人物のテッサ・クエイルのモデルがいるということから、ほぼ実話から作られているのではといった作品となっています。

 

妻が死んだ日、世界は敵になった…。
国境を越えた壮大なサスペンス傑作!

 

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ここまで読んでいただきありがとうございました!

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