この記事では、タイ北部の古都チェンマイで開催される「コムローイ祭り」について、2025年の最新情報をお届けします。コムローイ祭りが何を祝うものなのか、その歴史や由来を振り返るとともに、参加したい場合のチケット入手方法や、楽しみ方についても徹底解説します!コムローイ祭りに参加したい人は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
コムローイ祭り2025はいつ行われる?
コムローイ祭り2025は、11月5日(水)と11月6日(木)に決定しました。あと1ヶ月弱ということで、残席はわずか。毎年大人気のコムローイ祭りは、、チェンマイのホテルが満室になるほどの注目イベントです。開催日に合わせてタイを訪れるなら、詳細を把握し綿密なスケジュールを立てることをおすすめします。タイのコムローイ祭りに行ってみたい人は、ここから解説するチケットの必要性やツアーの選び方を参考にしてみてください。
チケットは必要?
コムローイ祭り2025に参加するには、チケットが必要です。さらに航空券やチェンマイに滞在するためのホテルも押さえておく必要があります。世界的に人気のあるお祭りなので、ふらっと行って参加できるものではありません。入念に準備をし、確実に参加でき、安全に滞在できるよう計画を立てましょう。そのためにおすすめなのが、日本の旅行会社が販売しているコムローイ祭りのツアーです。確実にお祭りに参加でき、安全な旅行を楽しめるでしょう。
開催場所は?
コムローイ祭りの開催場所は1箇所ではなく、チェンマイのいたるところで行われます。地元住民は各家庭や近所の川沿いなどから、個々にランタンを飛ばすのも一般的。旅行で訪れている人や外国人観光客は、許可を得た場所でランタンを飛ばす必要があります。テレビ番組で見るような、夜空がランタンの光で埋め尽くされる光景は、大勢の人が1箇所に集まりランタンを上げることで生まれます。そのため、チェンマイではいくつかの大きな会場を用意し、合図とともに一斉にランタンを上げるのです。
参考:Travel with
古い情報に注意!
コムローイ祭りは、ここ数年で世界的に知れ渡り、外国人観光客が参加できるイベントに発展しました。しかし、それまでは小さなローカルイベントでした。そのため、ローカルイベントだった頃の古い情報が定着しており「行ってみたけど参加できなかった」「場所がチェンマイではなかった」などのハプニングも起こり得ります。ローカルイベントだった頃はチケットがなくても、自由にランタンを上げられるイベントがありましたが、現在では場所を設置し一斉に飛ばすイベントが主流です。タイ国政府観光庁の公式ページを参考にしましょう!
コムローイ祭りとは?
コムローイ祭りとは、日本で「ランタン祭り」と呼ばれるタイの伝統的な祭典です。コムローイ祭りという名称だけが独り歩きしているのですが、実は同時期に、タイ全体で「ロイクラトン」とよばれる仏教のお祭りが行われています。「ロイクラトン」は遡ること13世紀スコータイ王朝において、川の女神へ感謝を捧げるために灯篭を流したことが起源になっているお祭り。タイ陰暦12月の満月の夜に開催され、だいたい毎年11月中旬ごろになります。
ロイクラトンとコムローイ祭りは違う?
「ロイクラトン」では、川の女神を祭るため川が舞台になることが一般的ですが、チェンマイで行われるコムローイ祭りは、ランタンが空に舞う光景が有名です。これはロイクラトンが川であり、コムローイ祭りが空であるという違いがあるからです。無病息災を祈るためのイベントであり、サンサーイ地方の習慣で思い思いにランタンを空に放っていたそうですよ。どちらもランタンを使うので、同じお祭りだと混同されやすいようです。
コムローイ祭りの由来
コムローイ祭りは、天界にいるとされる釈迦への感謝が目的で行われてきました。もともとは現地の人が信仰する仏教のお祭りで、ロイクラトンとあわせてローカルなイベントだったそうです。タイでは旧暦の12月に農業の豊作と収穫への感謝をしますが、この時に行われるのがコムローイ祭りです。紙製のランタンを炎の熱気で膨らませて夜空に放つことで、地上にいる私たちと、天界にいるブッダとの交流をはかると考えられていますよ。ランタンが無事に上がりコムローイ祭りが終わると、厄災が去るといわれています。
参考:NEWT
あまりの大盛況に一時は取り止めも
コムローイ祭りはもともと厳かな祭典だったのですが、外国人観光客が参加するようになったり、日本でもツアー企画が組まれたりするようになり、徐々に巨大化していきました。その結果、環境問題に関する懸念が発生し、2015年からしばらく行われなくなったことがあります。その後、外国人観光客を受け入れ大々的なイベントとして行うという形に生まれ変わり、現在のコムローイ祭りになったのです。
『塔の上のラプンツェル』のモデルになっている
コムローイ祭りは、あのディズニー名作映画『塔の上のラプンツェル』に出てくるワンシーンのモデルになっているといわれています。ラプンツェルでランタンが空を舞うシーンを見て、あまりの美しさに息をのんだ人も多かったことでしょう。
出典:ワールドホッパー探検隊
このシーンによって、タイのコムローイ祭りが世界的に知られるようになりました。無数のランタンが夜空を埋め尽くす光景はまさに非現実的で、自由を求めるラプンツェルならではの世界観を感じましたよね。
コムローイ祭りはランタンだけじゃない!
コムローイ祭りは、夜空に高く上がるランタンの絶景を楽しむことができますが、実はそれだけではありません。コムローイ祭りは仏教のお祭りなので、念仏や伝統舞踊、瞑想も楽しめます。僧侶にならって念仏を唱えたり、瞑想を一緒に行ったりするのも醍醐味でしょう。さらに、最後には打ち上げ花火も見ることができます。空に浮かぶランタンと花火のコントラストは、絶景そのものですよ。また、タイならではのローカルグルメを屋台で楽しむのも、非日常体験ですね!
まとめ
タイのコムローイ祭りについて調査しました。コムローイ祭りは、映画『塔の上のラプンツェル』のシーンでも話題になった、あの夜空にランタンが舞う光景を実際に見ることができるお祭りです。まさに夢のようなイベントで、一度は訪れてみたいという人もいることでしょう。コムローイ祭りの2025年開催日が決定しましたので、興味のある人は日本の旅行会社が提供しているツアー情報を参考に、お祭りへの参加を楽しんでみてはいかがでしょうか。