チフスのメアリーとは?治療はしなかった?なぜ重症にならなかった?

フジテレビ「奇跡体験!アンビリバボー」でチフスのメアリーに
ついて放送されます!

 

[word_balloon id=”4″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_size=”18″]チフスのメアリーって?[/word_balloon]

 

1907年のニューヨークに起こった感染症「腸チフス」によって
23年間隔離されてしまった、チフスのメアリーについてです。

 

[word_balloon id=”4″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_size=”18″]23年間も隔離されたの![/word_balloon]

[word_balloon id=”4″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_size=”18″]チフスのメアリーとは何?[/word_balloon]

[word_balloon id=”4″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_size=”18″]気になりました![/word_balloon]

 

チフスのメアリーとは?
メアリーは腸チフスの治療はしなかった?
メアリーはなぜ重症にならなかった?
まとめてみました!

 

 

目次

チフスのメアリーとは?

「チフスのメアリー」のメアリーは、アイルランド系アメリカ人の
メアリー・マローンのこと。
メアリーは世界で初めてチフス菌の健康保菌者であったのです!
要するに腸チフスの発病はしていませんでしたが、
病原体に感染していて無自覚の感染源となる人だったのです。

 

[word_balloon id=”4″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_size=”18″]無自覚になってしまうのが怖いね。[/word_balloon]

メアリーは14歳のときに単身でニューヨークへ移住。
家事使用人として働いていました。

 

そこからメアリー自身の料理のうまさと人柄の良さが信頼を集めて、
住み込み料理人として富豪宅に雇われ、高収入を得ていたのです。

 

しかし、1900年代初めに流行り始めた腸チフスの感染源はこのメアリーだったのです。

 

 

どうして感染源がメアリーだとわかった?

メアリーが働いてた雇用主から感染源がどこからなの
か調べるよう依頼されたのは衛生士ジョージ・ソーパー。

 

調べた結果。

 

メアリがー働き始めたてから腸チフスが発生していることが判明!

 

そのためジョージはメアリーがチフス菌の保菌者だと考え、
メアリーに検便のサンプルの提出を求めましたが、
激しい拒否をされてしまいました。

 

何回か説得をしに行ったのですが、
ダメだったため警察官と共に行きメアリーを拘束し検査を行ったところ、
腸チフスが判明し、ノース・ブラザー島の病院に隔離されました。

 

この時にでた被害者は22人の感染者が発生し洗濯婦1人が死亡しています。

 

[word_balloon id=”4″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_size=”18″]被害が大きい![/word_balloon]

 

 

死ぬまで隔離された!

当時は「健康保菌者の存在」というものがなかった時代。
そのためメアリーははたからみると不当な扱いを受けているように見えたようです。

 

市衛生局は1年以上もメアリーの便からチフス菌が
排出されつづけていることを確認をしてましたが、
メアリーも解放されたかったためか、独自に別の検査を行いチフス菌不検出だったため、
不当な扱いを受けているという確信を強めてしまいました。
そのため隔離から2年後の1909年に、市衛生局を相手に隔離の中止を求めて訴訟を起こしました。

 

訴訟自体は市衛生局が勝訴。
①食品を扱う職業への就業禁止
②居住地を定期的に連絡する
これらを守ることをメアリーに約束させ隔離生活から解放させました。

 

しかし、数ヶ月後にはメアリーからの連絡が途絶えた居場所が不明になり、
その5年後にメアリーは感染源として発見されました。
しかも条件を破り調理人としてニューヨークの産婦人科病院に偽名で働いていたのです!

 

産婦人科では腸チフス感染者25人と死者2人。
結局は病院に隔離。
亡くなるまでの23年間を院内で過ごすことになったのです。

 

[word_balloon id=”4″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_size=”18″]死ぬまで隔離っていうのがきついよね。[/word_balloon]

 

 

メアリーの腸チフスの治療はしなかった?

メアリーの腸チフスは治療しなかったのでしょうか。
調べてみましたところ、腸チフスの治療自体は抗生物質で
治療することができるようです。

 

当時の情報がなかったのですが、1900年代初頭はまだ抗生物質が開発されてなかったため
メアリのーの治療はできなかったのかもしれません。

 

 

メアリーはなぜ重症にならなかった?

抵抗力と胆のうに感染巣があったことが原因で
メアリー自身は重症にならなかったようです。

 

通常、食品とともに消化器に入ったチフス菌は、異物を分解する役割のマクロファージ細胞内で増殖し、腸間膜リンパ節から肝臓、脾臓などに全身に感染が広がり腸チフス特有の症状が現れます。
しかし、チフス菌が胆のうのみに感染した場合は、特別な症状が現れないまま胆のう内部に定着し、胆汁に混ざってチフス菌を腸内に生涯排出しつづけることが明らかとなりました。

出典:株式会社 東邦微生物病研究所 (総合衛生研究所 ティ・ビー・エル)

 

メアリーの症例はチフス菌の最初の感染力が弱く、
本人の抵抗力が勝ったため症状が現れず、
同時に腸チフスに対する抗体などの免疫を獲得したため重症しなかったようです。

 

[word_balloon id=”4″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true” font_size=”18″]これが悪い方に転がってしまったんだね。[/word_balloon]

 

 

まとめ

チフスのメアリーは、1900年代初頭にニューヨークーでメアリー・マローンが
感染源となり腸チフスが広がってしまったためこのような呼ばれ方をしています。
腸チフスの治療は抗生物質でされるそうですが、当時は中ったのかもしれません。
抵抗力と胆のうに感染巣があったことが原因でメアリー自身は重症にならなかったようです。

 

これらをまとめてみました!
ここまで読んでいただきありがとうございました!

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